〈フォーチュンアートとの出逢い〉

 

絵に対する想い のところで書きましたが、私は子どもの頃から絵を描くことが好きでした。

けれども、大学を卒業してからは秘書として働き始めました。

 

仕事に対するストレス、疲れから体調が悪化していき、キネシオロジー(筋反射)の研究所へ通うことになりました。

 

そこは、身体を健康にするだけでなく、心の健康にもフォーカスしている場所でした。

 

瞑想をしたり、リラクゼーションを教わったり・・・。

 

そうしていくうちに 「心のこと」 に興味が向かい始めました。

結婚して、娘が生まれてからは「心のこと」から離れていましたが、娘たちが小学校に入ったあたりから、娘たちの“人間関係”、“健康”などの問題が大きくなり、また「心のこと・体のこと」に向き合うことになったのです。

 

そして、キネシオロジーや大脳生理学・行動遺伝学を基にしてアメリカで開発されたプログラムを学び始め、コンサルタントファシリテーター及びインストラクターの資格を取得しました。

 

もともとは、娘たちや主人のためにできれば・・・との思いで取得したものでしたが、誰かの役に立てれば、と考え、プライベートセッションをしたり、日本の本部でのクラスも教えたりしていました。

 

色々なことを経験し、学び、教え・・・

 

そんな毎日のなかで、また私の中で大きな転機がやってきました。

義父の病気や、私自身の健康、金銭的なこと・・・などなど、次々にやってくる問題のなか、それらすべてを手放し、ゼロの状態となったのです。

 

「これまでの人生で勉強してきたような、心のこと・見えないもの はもういい。関わらないでおこう。」

 

そう決めていたのにも関わらず、その頃から何故か娘が、精神世界やスピリチュアル、引き寄せの法則の本を読み漁り、薦めてくるようになりました。

 

娘に勧められるまま様々な本を読み、講演会へ行ったりもしました。

 

そんな中、私の目を引いたのが「フォーチュンアートワークショップ」のセミナーでした。

その頃にはもう絵を描いていた私は、 

 

自分が塗った絵を通して、自分自身を見つめる。

 

ということに興味を持ち、セミナーへ行くことにしました。

同じテーブルの人とシェアをしながら進めていくなかで、

 

それぞれが絵の中に解決策を見いだしていく様子を見て、

 

「これは面白いな」と思い、勢いのままワーク1~3まで全て受講しました。

 

そして気が付けば、中級ファシリテーターの資格を取得していました。

フォーチュンアートと出会ってから、4か月の間の出来事でした。

ファシリテーターを取得してから、何度もフォーチュンアートを描くうちに、

 

「起こる出来事は自分で選んでいる」「人は自分の鏡」

 

ということが、ストンと腑に落ちていきました。

 

これまでも、何度も何度も聞いた言葉で、頭では理解していましたが、それが心から納得できたのは、私にとってとても大きな出来事でした。

 

自分でコントロールしなくてもいい。

力を抜いて流れに任せれば、きっとすべてはうまくいく。

 

いま、やっと心から「人生っておもしろいなあ」と思えます。